2015年05月15日

SVM-03にてステレオ・サイド・バイ・サイド表示ができました

以前にご紹介したOV5642における2chカメラ表示システムではソフトウェアを
用いてSide-by-Sideで表示させていました。

20150515-1.png

今回はFPGA内で前回作成したモジュールの出力の16bit画像の処理を行う
ことにより、SVM-03を用いて、Side-by-SideにHDMI出力させるようにしました。
これを3Dテレビに出力させれば3Dに見えるようになるとか。
今回は720pの画像を2画面映すことを目標にしています。しかしここで問題が。
720pの画像の横幅は1280pixelなので、2画面そのまま出力させると2560pixel
となり、SVM-03の機能で中央部の1920pixel分が表示されることになりますが、この時下図のように左右のカメラで異なる部分を出力させることになってしまいます。

20150515-2.png

そこで、次のようにデータを切り出すことで、左右のカメラで同じ部分を出力させることができます。

20150515-3.png

前の記事でモジュールを使用し、その後に次のような処理を行えばSide-by-Side
表示を実現させることができます。

こうして作ったモジュールを組み込みOV5642を2台使用してHDMI出力させると
次のように表示させることができます。

20150515-4.png

20150515-5.png

720pだけでなく1080pの15fpsなども表示させることができます。
今回はHDMIからの出力ということでSVM-03を用いましたが、SVI-06を用いれば、
画像の切り出しも行わずにSide-by-Sideに表示させるモジュールを作成することが
できるのではないかと思います。

この機能は6月開催の画像センシング展にてデモをご覧いただけます。
展示会では、他にHDMIソリューションとしてHDMI入力ボードSVO-03の展示、
USB3.0対応UVCカメラのLinux表示を展示いたします。
それでは会場でお待ちしております。
posted by デベマネ at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | SVシリーズ

2015年04月22日

露光時間測定装置できました

4月よりソフトウェア担当の新人が1名入社しまして、その新人Y君が作成した、露光時間測定装置をご紹介します。
露光時間測定装置とは、センサーの露光時間を測定することとフレーム抜けなくキャプチャできることの検証用として社内の評価用で作成しました。

[概要]
32x16 の単色 LED マトリックスを使い、ビデオカメラの露光時間や実フレームレートが確認できる装置です。LED は一定間隔ごとに点灯されるので、これをUSB カメラ等でキャプチャした上で、キャプチャされたフレームの LED の点灯個数をカウントすることで、このときの露光時間等を計算することができます。SVM-03ボードのFX3 マイコンを使用しており、SPI ROM にプログラムを書き込むことで、+5V 電源によりスタンドアローンで動作することができます。
20150422-1.png

[装置構成]
20150422-3.png
SVM-03のFX3内蔵ARMマイコンで制御しています。USBは電源供給のみです。

[使用方法]
標準の動作では、0.5 msec. ごとに LED マトリックス上の点灯する LED が切り替えられます。このとき、カメラにはいくつかの LED が同時に点灯しているように記録されるので、この LED の個数を数えることで、
・(露光時間) = (LED個数) x 0.5 [ms]
・(フレームレート) = 2000 / ((前フレームの点灯開始位置) - (前フレームの点灯開始位置)) [fps]
などと計算できます。たとえば以下の例では、54 個の LED が点灯しているので、露光時間は約 27 msec. ということがわかります。
20150422-3.png

[その他]
このデバイスは PC に接続すると、Cypress の Bulkloop サンプルプログラムと同様に認識されます。Cypress Control Center などのアプリケーションから Bulk OUT エンドポイントに任意の 4 バイトの時刻設定データを転送することで、LED クロックとしての動作に切り替えることができます。

ということで今回はここまで。次回は2ch接続の弊社HDMIモニターボードのサイドバイサイド表示をご紹介したいと思っていますのでご期待を。
posted by デベマネ at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | FX3

2015年01月06日

2ch表示システムできました

弊社には昨年10月よりハードウェア担当の新人が1名入社しておりまして、
その新人N君が初めて設計した2ch変換基板を使用した2ch表示システムをご紹介します。

DSC_0090.JPG

構成は上の写真のとおりです。カメラモジュールは日昇テクノロジー社から販売されていますOV5642カメラボードです。SVI-06ボードとカメラモジュールの間に新人N君が設計した2chカメラ接続用変換基板を使用します。
SVI-06ボードは2ch用にカスタマイズされております。2台のカメラからビデオ信号、画像信号をそれぞれ入力し、今話題のFPGAプラグインで2ch同期を行い、ホストへは16bitデータとして渡し、ホストアプリで16bitを8bit、8bitに分割し、Side-by-Sideで表示します。

OV5642カメラボードは最大5Mまで出力が可能で、最近いろいろな雑誌で取り上げられていますのでご存じの方も多いのではないかと思います。ただ、起動ファイルをI2C通信でカメラモジュールールへ送らないとカメラから画像が出力されないので、そこがちょっと面倒ですね。

2chカメラ接続用変換基板は、下図のような回路になってます。

blog-1.jpg

SVIボードからは同じシステムクロックをカメラモジュールへ供給します。記載していませんが、I2C信号も同じ信号を通していますので、SVIボードからのカメラモジュールへのI2Cコマンドは同じものが各カメラモジュールへ通達されます。同じシステムクロックで同じI2Cコマンドなので、ほぼ同時に画像信号が出てくることを前提としています。
Ch.1、Ch.2ともPixClk、VSync、HSync、画像データBit0からBit7までをSVIボードへ入力します。このデータを使用し2ch同期を行います。

DSC_0091.JPG

SVI-06ボードは2ch同期入力用にカスタマイズしたFPGAが実装されています。2chカメラ接続用変換基板から入力されたPixClk、VSync、HSyncを使用して2ch同期を行いホストへ16Bit画像として渡します。

ホストPCのアプリはSVIsamを2ch用に改造したものです。ホームページにアップされているものからは若干の追加がありますが、基本は変化ありません。

blog-2.jpg

2chカメラ接続用変換基板は、ch.1だけにカメラモジュールを接続しても標準の1ch用で動作しますのでOV5642とSVI-06ボードとこの変換基板のセットで簡単に画像入力が実現できます。

DSC_0092.JPG

今回使用させていただいた、日昇テクノロジー社のOV5642のページは以下となります。
http://www.csun.co.jp/SHOP/20120881201.html
弊社では、OV5642の他にOV7670も使用実績がありますので、お困りごとが
あればお気軽にお問い合わせください。

また、他社代理店様経由のOmniVision社のカメラモジュールも多数接続実績が
ありますので、こちらについてもお気軽にお問い合わせください。

ということで今回はここまで。次回はUSB3.0チップとFPGAを使用した小さいUSBカメラをご紹介したいと思っていますのでご期待を。




posted by デベマネ at 13:31| Comment(1) | SVシリーズ